【貸し切りの美ら海水族館】これからの沖縄県観光産業に必要なこと
6月2日、再開した美ら海水族館へ行きました。
沖縄県の観光名所のひとつである美ら海水族館は2020年4月7日より臨時閉館していましたが5月25日、全国に宣言されていた緊急事態宣言が解除になったことを受け6月1日(月)より開館しました。
新聞やテレビにも取り上げられたことで知ることになったのですが、これを機会に行ってみることにしました。
沖縄美ら海水族館および周辺関連施設は4月7日(火)から臨時休館しておりましたが、5月25日の全国における緊急事態宣言の解除及び政府対処方針の改定を受けて、まずは沖縄県内にお住いの皆様に、水族館等をご利用いただくため、新型コロナウイルス感染拡大防止対策強化のうえ、6月1日(月)より開館いたします。皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いします。
美ら海水族館ホームページより
駐車場も美ら海水族館の玄関にも観光客は誰もいません。
案内係のスタッフさんと駐車場のガードマンさんが多いくらいです。
もくじ
ザル経済でも沖縄県の観光産業は大黒柱のひとつである
現在、沖縄県に訪れる観光客は沖縄県文化スポーツ部観光課観光文化企画班より発表されている(2020年4月の発表が最新版)を調べると前年と比べると90%以上も減少しています。
5月25日以降は県内の活動は再開されて徐々に活発になっている状況ですが、ザル経済と揶揄されている沖縄県経済は危機的な状況です。
ザル経済の主原因として言われていた観光産業は、充分でないにしても沖縄県の経済を活性化させ、雇用を創出してきました。このことを考えると沖縄県の観光産業はトップリーディング産業であり沖縄県を支える大黒柱のひとつといえます。
一方で県外企業や外資企業は、沖縄らしさと良さをよく理解しています。
灯台下暗しと同じで私たちウチナーンチュにとって沖縄県にある環境は空気と同じで当然のようにありその価値に気づいていません。
沖縄県のイメージ(作られたものも含めて)は、沖縄ブランドそのものであり、旅行者が思い浮かべる沖縄県は青空と海とシーサーとハイサイとハイビスカスなのです。
サンセットが堪能できる西海岸は、ホテル群が並び綺麗に整備されたビーチとハイビスカスと海があります。
旅行者は沈む太陽を眺めてイメージ通りの沖縄を感じて沖縄旅行に満足を感じるのです。
沖縄県の地形や環境を観光の資源として考えることは長年続けてきたことですが、本当の意味で観光資源として捉えることができたのはこれまで県内の企業ではなく県外の企業だったといえます。
観光産業にゲームチェンジが起こった
コロナ禍により多くの産業にゲームチェンジが起こりました。
これまで大きな組織として業界に君臨していた組織は、その大きな身体(組織)により倒れようとしています。
観光産業も同じことが言える状況です。
これまでの旅行スタイルが激変して再開されていくことになります。
旅行者、旅行会社、旅行先の住民たちはその変化に対応していく必要があります。
県、国が推し進めている旅行への活性化政策により旅行産業は徐々に動き始めていきます。
注目するべき点は、地元を中心としたローカルツーリズムから主体となり始まるということです。
観光産業は、地元を中心に動き始め、新型コロナウイルスと共存するような旅行形式で各地に広がっていくことが考えられます。
沖縄県の観光産業は、ローカルツーリズムの視点を持ちどんどん地元に伝え続けていくことが重要ではないかと考えています。
沖縄県民の懐事業を理解していれば、それは難しいかもしれないと考えるかもしれませんが、沖縄県の観光業界が磨き続けてきた沖縄らしさを沖縄県民に伝えることが今もそしてこれからも重要です。
ジレンマを抱えて成長する観光リーディング県おきなわ
これから沖縄県が日本だけではなく、アジアから世界へと世界トップクラスの観光地になるキッカケとなるローカルツーリズムはこれから始まろうしています。
同時に新型コロナウイルスへの感染脅威に晒されることになります。
これは、世界各地の観光地が抱えるジレマンを沖縄県も抱えることになるということが考えられます。
観光産業がリーディング産業であることはこれからも変わることがない沖縄県は、観光産業を活性化させなければ経済低迷や貧困問題など課題がどんどん膨れ上がっていくことになります。
「それは嫌だから観光産業以外の産業で頑張ろう」っとは行かないのが島嶼環境です。
逆に沖縄県の強みを活かせずにこの先の成長を考えることが難しいでしょう。
新型コロナウイルスの感染拡大を最大限に防止する努力を行いつつ、独自の沖縄県観光スタイルを築く必要があるのです。
嘆いてばかりいても仕方なく、考えて答え探しをしながら進んでいくことがこれからの時代には必要だと考えます。
新しい旅行のスタイルは、沖縄のローカルツーリズムから生まれる
今回のローカルツーリズムの流れは、沖縄県民が沖縄県の素晴らしさに気が付く絶好のタイミングくです。
アジアを代表する観光地へと成長した沖縄県が新しい旅行スタイルを生み出していくことは、観光を磨き続けてきた沖縄県観光産業がなせる技だと考えています。
沖縄県のローカルツーリズムにより沖縄県民に沖縄の旅行の素晴らしさを知ってもらい、その中から新しい旅行スタイルを確立していくことが新しい観光県おきなわが誕生するキッカケに繋がります。
新規事業プロジェクトを始めるには時間と予算が限られてきますが、それでも答え合わせを繰り返し続けていくことがこれからの時代には必要だと考えます。
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新規事業創出で起こる課題解決やマネタイズまでの事業の加速化をンズオン型のサポートにより、プロジェクトメンバーとして参加することで成功に導いていきます。